Construction Case 建築実例・施工事例
ダイニングはI型対面式キッチンの横に並ぶ並列プラン
大阪府の注文住宅「H様邸のキッチンまわり」をご紹介いたします。
H様邸は駅近くの閑静な住宅街。北側道路の敷地。南に裏庭を作り、リビングルームに光を取り込むプランをご提案いたしました。「こんな時期で出かけられない分、お家時間を快適に過ごしています」とのこと。
H様は以前京都市内にお住まいでした。家を建てたいとお考えになられてから、通勤やご実家へのアクセスなどを考慮して、枚方市を選ばれました。情報はひらつーをご覧になり、お店を開拓されていらっしゃるそうです。
I型対面式キッチン
H様のキッチンは「I型の対面プラン」。対面キッチンというと、ダイニングテーブルはキッチンの正面に置くのが一般的なプランです。
最近は「キッチンと横並びにダイニングテーブルを配置する『並列プラン』」も人気。ヒアリングで、「どちらの置き方でも良いので提案して欲しい」とのご要望。数プランの中から、陽当たりと家事動線を重視した並列プランを採用されました。
キッチンからすべてが見渡せ、横にダイニングテーブルが並ぶ家事動線プランです。
キッチン正面の畳コーナー
キッチンの正面、リビングの横に「3帖の畳コーナー」をレイアウト。小上がりにして引き出し収納をつけるか迷われましたが、フラットな方が広く使え、「ルンバでお掃除できるよね!」ということでフラットの畳コーナーに決定。
畳は高級和紙畳「清流」。銀白色と若草色の2色使いでモダンに仕上がっています。清流は水はじきが良く、汚れにくくて、デザインパターンが豊富な畳です。最近、5か月のお子さまが寝返りを覚えたそうです。この畳コーナーで元気に「ゴロンゴロン」されていると思います(^^)/
キッチン背面から一直線の収納と便利スペース
キッチンの背面に、冷蔵庫・食器棚が並びます。オーダーが多いのがパントリー収納(食品庫)。H様はお気に入りの食器棚を所有されていましたので、その食器棚の横に「キッチンとお揃いのカップボードW900mm」を設置。レンジや家電を置くスペースとダストボックス収納を追加されました。
カップボード→パントリー→PCカウンターを並べることで、収納とスタディコーナーが一直線。スッキリとした空間に仕上がりました。
PCコーナーは絶妙な空間利用
パントリー横のPCカウンターはW1350mm。「書類を入れる収納があれば」とのことで、キッチンの吊り戸を利用するプランをご提案。
カップボードと同色をセレクトし、統一感をキープ。PCカウンターはキッチンカウンターとともにリクシルのクリエモカカラー。左横の壁にブラケットライトを取り付け、手元が暗くならないように配慮されています。
PCコーナーはネット環境が必要になります。ルーターや周辺機器を設置する「基地」、その場所を電気配線プランのさいに打合せをしています。プランニング段階で、PCカウンターの左下に造作棚をご提案。そこが基地です。壁を厚くして奥行300mmの棚をカウンター下に、上の空間は洗面からの収納棚になっています。